数学的抽象階層に基づいた増加的モジュール式のセルラーDBMSの開発(セッション2 : ユビキタス)

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概要

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インターネットが普及し,莫大な情報が常時処理される時代に入った.様々な情報戦略を展開している企業群においては,データまたはデータ属性間の依存関係が常に変化する状況に適合した情報システムの構築が時代の要請である.しかし,現在,最も汎用的に利用されているDBMSであるリレーショナルDBMSを振り返ると,データ間の依存関係が変化しない静的状況を前提にしている.ゆえに,情報システム構築時は,業務アプリケーションの開発分量が必然的に大きくなり,またシステム全体のメインテナビリティーの低下を招いている状況にある.そこで,本稿では,グローバルモデルとして数学的抽象階層に基づき段階的に機構を付加(増加的モジュール式とする)する階層モデルを採用した新しいDBMSであるセルラーDBMSの開発提言を行う.さらに,プロトタイプシステムを開発し実際の業務適用例を示し,本システムの有効性を検証する.
社団法人情報処理学会の論文
2004-05-13

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