セル理論によるEnterprise Resource Planningモデルの改良

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概要

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現在、Enterprise Resource Planning(ERP)モデルはentity-relationship(ER)モデルを基礎として構築されている。そして、ERモデルはグラフ理論を基本としている。そのため、ERPモデルでは、どのように属性がモデルレベルで関連づけられるかを示すことはできない。つまり、関連する属性は、モデリング・レベルに明示的に与えられず、個々のデザイナーに任されてしまうということである。また、関連性における同値関係も記すことができない。セルラーモデルは急激な状況変化を柔軟にモデル化することができる。これはセルラーモデルの基本である不変量に基づく同値関係により、セルを動的に結合できるところにある。また、膨大かつ不規則なデータを利用でき、複雑な変化に対応する共通部分をモデリングすることが可能である。これらから、本研究はセルラーモデルでERPモデルを置き換え、セルラーモデルの可能性を明らかにする。
社団法人情報処理学会の論文
2003-01-16

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