硫化水素-オゾン反応を利用する窒素酸化物の化学発光法の開発
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概要
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低濃度窒素酸化物NO_2(NO+NO_2)を連続的に測定する新しい方法として,硫化水素-オゾン反応を利用する化学発光法を検討した.本法は硫化水素とオゾンが共存する系に酸化性ガスである二酸化窒素を添加した際生ずる励起状態の二酸化硫黄SO_2^*の発光(I_<max>≃340nm)を利用するものである.その結果,本法は一酸化窒素と二酸化窒素に対し同一の感度を有し,その検出下限値は(0.08±0.03)ppmであった.又,共存ガスとしての二酸化硫黄,一酸化炭素,二酸化炭素,亜酸化窒素,酸素は影響を与えないが,水分は負の影響を与えることが分かった.
- 1976-09-10
著者
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