単一パルス励起による紫外共鳴ラマンスペクトルの多重波長測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水系試料中の有機化合物の高感度な定性手段として,紫外・極紫外レーザー励起の共鳴ラマン法が有用である.流れ分析などへの利用を考える場合,微少なサンプルで高速測定を行う必要がある.そこで,パルスレーザーによる共鳴ラマンスペクトルの多波長測定法について検討した.1発のレーザーパルス(20mJ,347nm,12ns)で試料を励起し,イメージインテンシファイヤーのゲインを最大にして,t-アゾベンゼン,p-アミノアゾベンゼン,p-アミノベンゾフェノンについて,3000cm^<-1>のシフト分を1フレームとする分解能18cm^<-1>の共鳴スペクトルを得ることができた.これらの実験結果と光学系の検討により,200nm前後の励起における1発のパルスによる計測のためには,エミッタンスゲイン10^4程度のイメージインテンシファイヤーと強度10〜20mJ程度のパルスエネルギーが必要であることを明らかにした.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-12-05
著者
関連論文
- Viscera Solubleの製造に関する研究(第3報) : 肝油製造廢液のヒナ成長に対する効果
- ガス電極検出器によるガソリン中の硫黄化合物の選択的検出 : ガスクロマトグラフ用ガス電極検出器(第3報)
- 塩素と臭素を含む化合物のガスクロマトグラフィ-における複合イオン電極検出器による選択的検出と原子比の測定法
- イオン電極を用いる硫黄化合物のガスクロマトグラフ分析におけるメルカプタンのピークの決定法
- ガスクロマトグラフィーにおける塩素化合物及びフッ素化合物の同時選択的検出法
- 単環性モノテルペン炭化水素の保持指標
- 芳香族カルボン酸のレーザー熱分解ガスクロマトグラフィー : 水素化アルミニウムリチウムの添加による効果
- 脂肪酸アルカノールアミド型非イオン界面活性剤のガスクロマトグラフィー
- スルホン酸のガスクロマトグラフィー
- Viscera Solubleの製造に関する研究(X) : 酸性処理ビタミン油廃液の効果
- 抗酸化剤の毒性に関する研究(III) : 2,6-Bis-(4-hydroxy-2-methyl-5-isopropylbenzoyl)-p-cresol, Hydroquinone-NDGAおよびHydroquinone hexestrolの毒性試験
- Viscera Solubleの製造に関する研究(IX) : 高蛋白飼料におけるViseera Solubleの効果
- Viscera Solubleの製造に関する研究(第7報) : イワシ魚体各部のヒナ成長効果の比較
- Viscera Solubleの製造に関する研究(第6報) : 基本飼料の検討とFish Meal, Viscera Solubleの効果試験
- 順相及び逆相液体クロマトグラフィーによるアザアレーンの定性情報の取得
- 幌内炭を原料とする液化油中のアザアレ-ンの分子構造の推定
- ウリカーゼを固定化した中空キャピラリー反応管を用いるフローインジェクション分析法による尿酸の定量
- キャピラリーガスクロマトグラフィーの異なる分離条件下でのチオールとスルフィドの保持指標の予測
- 石炭液化油中の含窒素多環芳香族化合物の分析(石炭利用と分析化学)
- 原子吸光分析における乾燥粒子形成過程に及ぼす黒鉛粉添加の効果
- ガラスキャピラリ-カラムの最近の進歩
- 原子吸光分析における乾燥粒子形成過程に及ぼす有機溶媒の効果
- サンドイッチバーナー-原子吸光法によるカルシウム及びマグネシウムの定量
- サンドイッチバーナーを用いる原子吸光分析
- ダイオードアレー検出システムによる三次元液体クロマトグラムの連続測定
- 分析化学--キャピラリ-ガスクロマトグラフィ-の進歩 (1978年の化学-12完-)
- 原子吸光分析法によるニトロ化合物の間接定量
- 原子吸光分析法によるアルコール類の間接定量
- 原子吸光分析法によるアルデヒド類の間接定量
- 融解塩における錯体形成の新しい解析法
- 電解析出を伴う固体電極電位掃引ボルタモグラムのアナログシミュレ-ション
- 単一パルス励起による紫外共鳴ラマンスペクトルの多重波長測定
- 紫外吸収スペクトルのマルチチャンネル連続測定における高速検索とリアルタイム同時定量のためのデータ圧縮
- 三角光路コモンパス干渉分光法のパルス光源と面光源への適用性
- ランダムパルスを利用したボルタンメトリ-
- アルカリ塩化物融解塩におけるフルオロ錯体とヨ-ド錯体
- LiF-NaF-KF融解塩系における金属イオンの錯体形成平衡及びLiCl-KCl系における平衡との比較〔英文〕
- ヨウ化カリウム-ヨウ化セシウム(等モル)融解塩における錯体の安定度定数〔英文〕
- ハロゲン化アリルに対する電子捕獲型検出器の応答と分子構造の関係
- カチオン応答性ガラス電極を用いる窒素化合物の選択的検出法 : イオン選択性電極を用いる選択的ガスクロマトグラフ検出器(第3報)
- カルボニル化合物誘導体のレーザー熱分解ガスクロマトグラフィー : レーザーの熱分解ガスクロマトグラフィーへの応用(第3報)
- イオン電極を用いるイオウ化合物のガスクロマトグラフ分析におけるチオフェン系化合物のピークの決定法 : イオン選択性電極を用いる選択的ガスクロマトグラフ検出器(第4報)
- 最近のガスクロマトグラフィーの話題(最近のクロマトグラフィー)
- 脂肪族カルボン酸のナトリウム塩のレーザー熱分解ガスクロマトグラフィー : レーザーの熱分解ガスクロマトグラフィーへの応用(第2報)
- イオン選択性電極を用いる選択的ガスクロマトグラフ検出器
- 電導度検出器による含酸素化合物の選択的検出法に関する研究
- 10 ガスクロマトグラフ分析
- 塩析クロマトグラフィーによるアミノ安息香酸異性体の分離,定量
- ナフチルアミンジスルホン酸異性体の塩析クロマトグラフィー
- ガスクロマトグラフィーにおける窒素, ハロゲンイオウ化合物の選択的検出法に関する研究
- ベンズアルデヒドとの反応によるβ-アルキルピリジンの同定 : キノリン前留分のガスクロマトグラフィー(第1報)
- 塩析クロマトグラフィーによるクロル安息香酸異性体の分離定量
- ナフタリンスルホン酸のガスクロマトグラフィー
- 芳香族スルホン酸異性体の塩析クロマトグラフィーによる分離定量(その2)
- ベンゼントリ-,テトラ-,ペンタカルボン酸のガスクロマトグラフィー : 芳香族カルボン酸のガスクロマトグラフィー(その2)
- イオン交換樹脂によるマレイン酸およびフマル酸の分離定量
- 芳香族スルホン酸異性体の塩析クロマトグラフィーによる分離定量(その1)
- イオン交換樹脂によるα-ナフトール-2-,および4-スルホン酸の分離,定量
- 芳香族カルボン酸のガスクロマトグラフィー(その1) : 石炭酸化生成物のガスクロマトグラフィー
- ナフタリンジスルホン酸異性体のイオン交換樹脂による分離定量
- ガスクロマトグラフィーにおける含酸素化合物の選択的検出法に関する研究
- 微量弗素定量法の比較検討
- 脂肪族ニトロ化合物の電子捕獲反応(ノート)
- アニオン交換樹脂による弗素イオンの分離
- イオン交換樹脂によるアントラキノンスルホン酸異性体の分離,定量
- カールフィッシャー法によるパルプの水分定量
- モノクロル酢酸とモノヨード酢酸のイオン交換クロマトグラフィー
- イオン交換樹脂によるテレフタル酸中の不純物の分離定量
- α-,β-ナフタリンスルホン酸のイオン交換樹脂による分離定量
- 各種弗素イオン定量法の比較検討