ダイオードアレー検出システムによる三次元液体クロマトグラムの連続測定
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概要
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液体クロマトグラフィーにおいて,フォトダイオードアレー検出器を用いて三次元クロマトグラムを描く場合,従来の方法では溶出成分の吸収スペクトルを実時間で監視することができないうえに,メモリー容量によってサンプリングされるデータ数が制限を受けるという欠点があった.そこで,i)ある時刻においてアレー検出器より得られるデータを平滑化処理の後吸光度に変換し,直ちにXYTレコーダーに出力して吸収スペクトルを描く.ii)出力が終了した後T軸座標にシフトパルスを送って一定の長さだけ記録紙を巻き取る.iii)紙送りが終われば,再びi)の操作を繰り返して吸収スペクトルを描くというような一連の操作が繰り返されるソフトウエアを開発した.このような方法によって多くのメモリー容量を必要とすることなしに,長時間にわたって三次元クロマトグラムを連続的に実時間で出力することが可能になった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-01-05
著者
-
小島 次雄
京都大学工学部工業化学教室
-
寺田 誠
京都大学工学部工業化学教室
-
小島 次雄
京大 工
-
川本 裕久
京都大学工学部工業化学教室
-
一之瀬 光之尉
京都大学工学部工業化学教室
-
小島 次雄
京都大学工学部工業化学
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