ガスクロマトグラフ質量分析による低濃度塩化メチル水銀の定量
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概要
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ガスクロマトグラフ質量分析による低濃度塩化メチル水銀の迅速定量法として,カラム中で捕集濃縮する方法を検討した.20%ジエチレングリコールコハク酸-水銀,Ghromosorb Wを充てんしたガラスカラムを用い,カラム温度40℃で試料200μを注入し,塩化メチル水銀を捕集濃縮した.その後,70℃までカラム温度を昇温させ,1分間その温度に保ち溶媒を流出させ,次いで160℃まで急激に平均30°G/minで昇直し,塩化メチル水銀を流出させた.5μg/l以上の濃度であれば,イオン質量m/z 202(水銀),252(塩化メチル水銀)のピークについて同時にマスフラグメントグラムを測定することにより,定量及び定性分析が簡便に行えることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-09-05
著者
-
桂 敬
東京工業大学理学部化学科
-
藤原 和夫
東京工業大学理学部:(現)日本電気環境エンジニアリング株式会社
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玉浦 裕^[○!R]
東京工業大学理学部
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玉浦 裕^
東京工業大学理学部
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桂 敬
東京工業大学理学部
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桂 敬
東京工業大学分析化学教室
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