鉄-チタン-酸化物鉱物に関連する高温実験
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概要
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After reviewed previous petrological and chemical studies on Fe-Ti oxides in igneous rocks, two facts were emphasized to develop the further study of titanomagnetite in alkali basalts, that is, (1) the oxidation state of titanomagnetite, and (2) high contents of both Mg and Al in titanomagnetite. A series of the present studies comprise two parts, and This is concerned with the background to interpretate the equilibrium compositoins of both ilmenite-hematite and ulvospinel-magnetite solid solutions during decreasing temperture. Experimental results clarified the equilibria in the FeO-Fe_20_3-Ti0_2 system at 1OOO°, 1100°, 1200℃, and compared it with that obtained by Webster and Bright. By applying the results obtained by Taylor, and Buddington and Lindsley together with the present study, the equilibrium compositions of both solid solutions were explained under two conditions of constant composition of bulk mixture and constant oxygen partial pressure during decreasing temperature. The exchange reaction equilibrium, Fe_2Ti0_4+Fe_20_3=Fe_30_4+FeTi0_3, was proposed to treat with the equilibrated compositions of ilmenite-hematite and ulvospinel-magnetite solid solutions at temperature above 1000℃.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 1976-08-15
著者
-
笹嶋 貞雄
京都大学理学部・地質学鉱物学教室
-
桂 敬
東京工業大学理学部化学科
-
青柳 隆二
川崎市宮崎中学校
-
北山 憲三
東京工業大学理学部化学科
-
青柳 隆二
川崎市宮内中学校
-
桂 敬
東京工業大学理学部
-
桂 敬
東京工業大学分析化学教室
-
笹嶋 貞雄
京都大学理学部, 地質学鉱物学教室
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