固定化酵素を反応検出系に応用するための担体についての考察
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概要
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固定化酵素を反応検出系へ応用するための担体として,ナイロン管,ガラスキャピラリー内で重合させたナイロン,ウイスカーを生成させたガラスキャピラリーカラム及び多孔性ガラスビーズを選び,それぞれの特性を比較検討することを試みた.固定化のための酵素としては,グルコースオキシダーゼ及びコレステロールオキシダーゼを選んだ.両酵素とも基質と反応して生成する過酸化水素をペルオキシダーゼの存在下,4-アミノアンチピリン-フェノール系により発色させ,500nmにおける吸収を利用して固定化酵素の活性を測定した.更に,これらの固定化酵衆力ラムを用いて,フローインジェクション法による血清中のグルコースやコレステロールの定量に応用し,従来の方法と比較したとき,それぞれの相関係数r=0.990(n=25)及びr=0.860(n=20)を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-02-05
著者
-
吉田 滋
Kyoto Pharmaceutical University
-
長 敏夫
丸石製薬(株)中央研究所
-
吉田 滋
京都薬科大学
-
広瀬 信吾
京都薬科大学
-
長 敏夫
京都薬科大学
-
吉田 滋
兵庫県立柏原病院
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