固定化ペルオキシダーゼ-アンペロメトリーを利用した過酸化水素検出系
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概要
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過酸化水素の検出系として,アンペロメトリーに固定化ペルオキシダーゼ及び水素供与体を組み合わせた系を考え,この検出系を迅速性及び高選択件を有するものとするために諸条件の検討を行った. この際,水素供与体として6種の化合物(ピロカテコール,レゾルシノール,ハイドロキノン,o-, m-及びp-フェニレンジアミン)を選び,それぞれについての特性を比較検討することにより,量適化合物及び最適加電圧などの測定条件の決定を行った.更に,この検出系に他の固定化酵素カラムを接続して・フローインジェクション法(FIA)による血中遊離型コレステロールの定量や高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いたアミノ酸の分離定量などに応用し適応性を検討した.その結果,コレステロールは10ng/μl(26pmol)まで定量可能であり,HPLCの検出系としても十分に適用しうることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-01-05
著者
-
吉田 滋
Kyoto Pharmaceutical University
-
長 敏夫
丸石製薬(株)中央研究所
-
吉田 滋
京都薬科大学
-
広瀬 信吾
京都薬科大学
-
長 敏夫
京都薬科大学
-
吉田 滋
兵庫県立柏原病院
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