固相抽出法及び高速液体クロマトグラフィーを用いたフェノール類の濃縮及び定量(<特集>環境科学と分析化学)
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概要
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ジビニルベンゼン-親水性メタクリル酸エステル共重合ゲルを用いた固相抽出法と高速液体クロマトグラフィー(ダイオードアレイ検出器, 電気化学検出器)を組み合わせて, フェノール類(18種 : フェノール, m, o, p-クレゾール, m, o, p-クロロフェノール, m, o, p-ブロモフェノール, ジクロロフェノール類6種, カテコール, レゾルシノール)の濃縮及び定量について検討した.その結果, 0.5,及び5μg/lのフェノール類溶液(200ml)を濃縮した場合, カテコール, レゾルシノールを除くフェノール類の回収率はいずれも90%以上, 再現性(相対標準偏差n=7)は10%未満で, 本手法がフェノール類の高感度分析に対して有効であることが分かった.又, ODSゲルを用いた固相抽出法に比べ, 本法は親水性の高いフェノールの濃縮にも有効であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-12-05
著者
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