ジエチルジチオリン酸錯体を用いた電気化学検出高速液体クロマトグラフィーによる銅(II)の定量
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概要
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Cu(II)をジエチルジチオリン酸錯体とし, ODSカラムで分離後, 電気化学検出HPLCで高感度に定量できた.Cu錯体のクロマトグラフ分離は, 移動相として0.01M配位子及び0.1M硝酸カリウムを含む3 : 2(v/v)アセトニトリル/0.02M酢酸緩衝液(0.02M, pH5.9)を用い, 流量1.0ml/minで行った.薄層セルを用い, 付属のグラッシーカーボン作用極の電位を+0.40V対Ag/AgCl電極に設定し, 電流検出したところCu(II)の検出限界は3.0ng/mlであった.又, 10ng/ml Cu(II)溶液の5回の繰り返し定量を行って, 相対標準偏差3.8%を得た.本法を血清中のCuの定量に適用できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1992-08-05
著者
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