加圧酸分解 : 誘導結合プラズマ発光分析法による触媒中のイリジウムの定量
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概要
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加圧酸分解/ICP-AESよるアルミナあるいは活性炭を担体とする触媒中のイリジウムの定量について検討した。アルミナを担体とする試料では、テフロン密閉容器中で王水(2+1)を用いて210℃で5時間以上加熱することによって完全に分解できた。活性炭を担体とする試料では、テフロン密閉容器中での直接分解が困難であったため、活性炭担体を硝酸と過塩素酸で加熱分解した後、テフロン密閉容器中180℃で5時間加熱することによって分解した。分解後、イットリウムを内標準としてICP-AESでイリジウムを定量した。なお、アルミナを担体とする試料では測定時にアルミニウムが多量に共存し測定を妨害するため、標準液にも同量のアルミニウムを添加して分析した。本法での分析結果は過酸化ナトリウム融解法のそれとよく一致し、分析精度は相対標準偏差で0.4〜0.7%であった。
- 1989-05-05
著者
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