塩素定量のための貴金属化合物の分解法の検討
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概要
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貴金属の無機及び有機化合物中の塩素を電位差滴定法によって正確かつ再現性良く定量するために,試料の分解法について検討した.無機化合物の分解にはアルカリ性溶液中でのギ酸還元法を用い,有機化合物の分解にはナトリウムアルコラート法及び水酸化ナトリウム融解法を用いた.得られた定量値は±1%の範囲内で理論塩素含有率と一致し,平行分析精度は相対標準偏差で0.2〜0.5%であった.又,ナトリウムアルコラート法を無機化合物に適用し良好な結果を得ることができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-10-05
著者
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