適応型インターフェースを持つ知的対話システムの提案

概要

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最近の情報システムにはエンドユーザ向けのファシィティが用意されている。しかし、これらのファシィティはすべてのユーザの要求に答えるものには至っていない。例えば、定型的操作に対して操作数を削減しようとしても動的に操作を変更することはほとんど困難である。この問題を解決するために、人間と情報システム間の対話という視点からマンマシンインターフェースをとらえる。しかし現在のインターフェースには以下の間題点がある。1)インターフェースがユーザの自由にならないこと、2)人間のインターフェース学習能力への対応が不十分であること、3)利用可能なインターフェースが限定されていること。この課題を解決するために本報告では、適応型インターフェースを持つ知的対話システムを提案する。適応型インターフェースを持つ知的対話システムの特徴は、1)ユーザが対話操作法を教示可能とし、2)ユーザ特性の変化への追従機構とその変化の検知機構、そして3)マルチメディアを用いてのインターフェース多様化への対応を持つことである。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01