広域ネットワーキングサービスプラットフォームにおけるVLANサービス

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近年, イントラネットが急速に普及し, 企業は自社オフィス内のイントラネットでグループウェアやデータベースを運用して, 生産性を向上させている。しかし, オフィスが広範囲に点在する企業では, 全社的なイントラネットを築くのは容易ではない。各オフィスを専用線で接続するのはコストがかかり, 小規模な企業には負担が重い。また, 各オフィスをインターネット経由で接続する方法は, それぞれのオフィスで複雑なルータの設定が必要になり, さらにセキュリティの問題も生じる。インターネットユーザの急増やアプリケーションの高速化に応えるため, ATMを用いた広域ネットワーキングサービスプラットフォームの検討が行われている。広域ネットワーキングサービスプラットフォームでは, グローバルなインターネット接続だけでなく, パケットのルーチング機能とフォワーディング機能の分離により, 物理的位置に依存しない広域VAN (Virtual LAN)を実現することも目標にしている。広域VANは従来のLANと同等の環境を広域で実現するため, 企業ユーザは低コストで広域のイントラネットを容易に構築できる。本稿では, サービスの観点から, 企業ユーザの広域イントラネット構築に必要なVLANの形態と, ネットワークに必要になる機能について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

広域ネットワーキングサービスプラットフォームにおけるVLANサービス

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