Awarenessサービス実現に向けた通信距離概念の具体化
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概要
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次世代の通信サービスでは、従来のように通信の意志を持ったユーザ間のコミュニケーションを支援するだけではなく、それが成立する前段階の支援、すなわち、ユーザとユーザの出会いを支援する「Awarenessサービス」が重要となる。そこで、価値ある潜在的な通信チャンスを顕在化させるために、通信の有効性、すなわち通信の価値という視点で見た通信端点相互の関係を定量的に表現する「通信距離」概念を具体化する必要がある。本稿では、応用サービス例「情報サーバ紹介サービス」を想定して、Awareness Netが扱う「顕在通信関係」、「潜在通信関係」、および潜在通信関係の一形態である「通信距離」を定義する。また、情報サーバ紹介サービスが提供されるネットワーク環境を「情報サーバアクセスモデル」としてモデル化し、そこで収集される通信履歴情報から通信距離を生成するまでの手法について一例を提案することにより、Awarenessサービス実現への可能性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-19
著者
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