ネットワーク情報を利用した新たな通信サービスの提案

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概要

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次世代の通信サービスでは、従来のように通信の意志を持ったユーザ間のコミュニケーションを支援するだけではなく、それが成立する前段階の支援、すなわち、ユーザとユーザの出会いを支援することが重要となってくる。ネットワーク上で出会いを支援するためには、ネットワークにおけるユーザの行動や状況をリアルタイムにモニタする仕組みが必要である。本稿では、まず、従来からネットワークが収集・管理していた各種ネットワーク情報を用いて、通信の視点で見たユーザ間の関係を定量表現する「通信距離」の概念を導入する。次に、通信距離を用いることによって価値ある潜在的な通信チャンスをユーザが発見できるように顕在化させる新しいサービス、および、その実現方法と必要な機能アーキテクチャについて提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-04-15

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