柔軟な条件設定を可能とするPay per View用端末アーキテクチャ
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概要
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今日のPCの急速な普及は, マルチメディアコンテンツを生み出すオーサリングツールの高度化やインターネットの発達に大きく起因するところであるが, これにより, 今後は有料のデジタル情報を特にオンラインで扱う市場が拡大していくことが予想される。市場が成長していく過程では, 現実の世界をそのままに, 各商店間での顧客獲得の観争が始まるため, 他店との差別化を図ることが重要になってくる。差別化には, サービスのパーソナライズ化や支払手段の多様化などが考えられるが, 個々のデジタル情報の課金方式そのものを多様化することも有効である。デジタル情報の課金方式は大きく分けて2つあると考えられる。つまり, 従来のカタログ販売の延長である売切り型(Pay per Copy)と, 回数時間, 機能などの単位の応じた利用権販売型(Pay per View)である。 Pay per Viewでは, ユーザは選択した単位分のみの対価を支払えばいいことになるため, より安価に必要な商品を得ることができる。本報告では, インターネットのような帯域の狭いオーブンネットワーク上でのデジタル情報のオンライン販売に対して, 後者の課金方式を実現するために, 多様な条件(利用単位等)を統一的に柔軟に設定できる端末アーキテクチャについての検討結果を示す。
- 1997-09-24
著者
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