ハイパーメディアデータベースシステムAYATORIにおける時系列メディアサポート
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概要
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WWWに代表される分散型情報システムにおいては, その論理的情報構造としてハイパーテキスト構造がしばしば用いられている。ハイパーテキストは, その直観的操作性などにおいて優れた面を有するが, システムが大規模になるに従い, そのリンク構造の組織的一貫性管理が問題となってくる。この問題に対して文書データに埋め込まれたリンク記述(WWWの場合ではURL)が固定的なものとせず, 文書データベースへの問い合わせという形で表現したシステムも存在するが, 複数文書にまたがるハイパーリンクの参照論理構造の一貫性を考慮した事例は少ない。我々のハイパーメディアデータベースシステムAYATORIでは, 経路構造存在制約(Path Existence constraint Definitions, PED)の概念に基づくハイパーリンク参照構造の一貫性制約を表現しており, 現在, その機能を拡張中である。本稿ではAYATORIにおけるリンク表現モデルとビデオ動画像や音声などの時系列型のマルチメディアデータの扱いに関して述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
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