履歴データベースのための視覚的操作言語の設計と開発
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概要
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履歴データベースの操作言語には、関係データモデルに基づくTQuelやHTQuelなどがあるが、これらは、(a)レコード形式や時間属性や属性毎の時刻印を陽に意識して質問を作成する必要があり、(b)意味データモデルで重要な汎化(is-a)関連がサポートされていない等の問題がある。また、自然言語による時間に関する質問も質問が複雑化するにつれて必ずしも最適な表現方法とは考えられない。一方、関係データベースの視覚的操作言語として、例によるfill in the blank方式のQBEがあるが、ここでは履歴そのものをチャート形式で表現し、これをfill in the brank方式で入力することで質問を作成する操作言語HistoryChartを開発した。本稿では、このHistoryChartの概要と特徴について概要を報告する。この言語は(a)言葉やコマンド形式では表現困難な履歴検索質問の視覚的生成、(b)検索結果の視覚化による直観的把握が可能、(c)汎化階層を用いた一般化情報の検索・表示等の特徴を有している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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