ファイルマップを特徴とした構造化テキストデータベースのデータ格納と質問言語

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構造化テキストにおいても, テキストデータベースは, 重要な研究テーマとなっている。テキストデータベースの主な課題の1つは, 質問言語の設計と実装である。構造化テキストの質問言語の実現には, 「構造情報を持ったテキストをデータベース形式に変換する」ことが必要である。つまり, ファイルとして格納された構造化テキストを走査(parse)し, 構造情報を取り出すことである。その課題に対し, [2]では, structuring schemaが提案されていた。この方式の基本的な問題点は, 「データベース中に走査木(parse tree)を格納する」ため, 「不必要なオブジェクトが多数作成されることになる」ことだが, [2]では, 質問の最適化によりこの問題の解決を試みている。我々はテキストを前もってデータベース形式に変換するのでなく, 質問の実行時に必要なだけ変換するという方式「動的抽出法」 (dynamic extraction)を提案する。本方式では, 構造情報がデータベース中に格納されないので, その管理の手間を省くことができる。すなわち, (1) データベースサイズが大きいときや, (2) テキストの更新頻度が大きいときに有効であると考えられる。以下, 本方式の実装について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

ファイルマップを特徴とした構造化テキストデータベースのデータ格納と質問言語

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