電子マニュアルのビジュアル化の有効性について

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概要

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技術の高度化、複雑化に伴い、企業内における熟練技術者不足が発生している。熟練者育成のための要員教育、技術移管等において、その"ガイド役"であるマニュアル文書は大容量化、多様化し、参照の迅速さ、理解の容易さが求められている。多量のマニュアルコンテンツを管理するためには、計算機支援が不可欠であり、多様化した情報を表現、蓄積、検索するには、マニュアルのビジュアル化が有効である。複雑な業務ノウハウの伝達手段として、我々はインタフェースメタファの基本概念を提唱し、電子マニュアルのビジュアル化を実現した。本稿はソフトウェア開発業務をモデルケースとし、ビジュアル化の有効性について業務支援の観点から検討を加える。マニュアル検索時の要求事項を明確化し、要求を満たしうるビジュアル素材の構築事例として、独習型電子マニュアルシステムを提示する。業務支援性の評価方法を検討、その実験結果について述べる。
社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

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