LISPドキュメンテーションツールの試作
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概要
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エキスパートシステムをはじめとするAI技術は、今やさまざまな応用分野で実用化され、運用されている。これらのソフトの多くはプログラミングの容易性や柔軟'性からLISPで書かれているが、LISPでこれらのソフトを書いた場合の問題は、主に(1)Cなどの言語に比べ、実行環境が劣る(実行速度が遅い/使用メモリ量が多い/GCが起こる/....)(2)保守性が悪い(=読解性が悪い)の2点に集約される。(1)については、LISPコンパイラの最適化の強化、LISP-to-Cトランスレータ、リアルタイムGC、並列LISP処理系など、さまざまな研究がなされており、ハードウェアの高性能化・廉価化にも助けられて、実用に耐えうるレベルに達している。しかし、(2)保守性の問題はこれまで未検討で残されてきた。本発表では、LISPの読解性について考察し、保守を支援するツールを試作したので、報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
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