オブジェクト指向言語COBにおける自動メモリ管理
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概要
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COBは,Cベースの安全性を重視したオブジェクト指向言語で,プログラムの記述性や再利用性が高い.COBに自動メモリ管理機構を導入するにあたって,メモリ管理システムの高い移植性と,多くのアプリケーションプログラムにおいて10%以内のオーバーヘッドとなることを目標にした.遅延参照カウント方式,コピー方式,および,マークスイープ方式の三種類の自動メモリ管理機構を,効率向上のための改良を施してCOBに実現した.本論文では,Cベースの言語における各メモリ管理手法の問題点評価および効率に影響する要因を述べる.さらに,各メモリ管理手法の組合せや選択による使用の可能性についても考察する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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