創造支援システム : トピカ計画のための新しい対話システムモデル
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概要
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ギリシャ哲学以来,創造的思考は対話から生まれてくるものとされていた.しかしデカルトを始めとする近代哲学は創造的精神を追求して,逆にモノローグ的性格を持つものになった.特に近代社会では,対話の相手が他者としての独自性を失うモノローグ化と,逆に対話の相手が多数化して自己が吸収されて行く画一化が進行してきた[1].現代社会において計算機は,まさにこのモノローグ化と画一化を大いに促進して来たと言えよう.我々は人間の創造過程を内面・外面から支援するシステム:TOPICA(Total System for Presentation and Invention by Creativity-Acceleration)の実現を目指し,創造支援に必要な機能の解明[2-4]を行っているが,今までの道具としての計算機の役割のみから,対話の相手としての役割も必要であることが分かってきた.そこで,創造支援のための「対話システム」は如何にあるべきか,以下に考察する.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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