会話型VLSIレイアウト検証のためのアルゴリズムとデザインルール記述法

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近年LSIを記述するアートワーク図形数の増大は著しく、レイアウト検証においても設計手法に様々な変化が生じてきた。従来は修正の度に大型計算機上でチップ全体の検証を行なっていたが、最近ではレイアウトエディタ中の会話型検証ツールが用いられるようになり、最終的な検証にのみチップ全体の検証が行なわれるようになりつつある。そのような設計手法において設計者の様々な要求を満足するためには、会話型レイアウト検証はいくつかの条件を満足する必要がある。まず第一に、インクリメンタルな処理(1つのデータのまわりのチェック)が行なえる必要があり、さらにバッチ的に画面全体、モジュール全体についてチェックが行なえる必要がある。また、レイアウトエディタと同じデータ構造であることが望ましい。現在ワークステーション上には多くの会話型検証システムが開発されているが、これらの条件をすべて満足するようなシステムは提案されていない。本論文では、バケット法を応用した会話型検証のためのDRCアルゴリズムを提案する。また、検証内容(デザインルール)の記述について、チェックの変更を容易にするような新しい記述法を提案する。
社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15

会話型VLSIレイアウト検証のためのアルゴリズムとデザインルール記述法

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