階層クラスタリング手法を用いたゲートアレイ配置手法

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概要

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近年ULSIの大規模化に伴いレイアウト設計期間が長期化する傾向にある。そこで大規模ゲートアレイに対し高速で、性能の良いレイアウト手法が望まれている。レイアウト設計において配線長等のレイアウト性能を左右する重要な部分は配置である。本稿においては、階層クラスタリング手法を用いたゲートアレイ用配置アルゴリズムを提案し、計算機実験結果について報告する。本方法は階層的クラスタリング手法を用いているため局所最適解に陥りにくい。また配置の相対的位置を決めてから下地へのマッピング処理を行うため、下地種類、ブロック、セル使用率による交換不能状態を避けることができる。計算機実験結果では、従来手法(min-cut法+GFDR法)で未配線が生じた例(45Kゲート、セル使用率94%、未配線率2.4%)に対しても、本手法によると約15分(3MIPS計算機相当)で配置を行なうことができ、未配線なしの結果を得られることが確認された。
社団法人情報処理学会の論文
1989-10-16

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