教育支援用モーバイルエージェント
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在まで、我々は、惰報関連情報(講義録など)の電子化と、それに伴う教育支援環境を提供し、一定の成果を得て来た[1]〜[3]。最近では、計算機の小型化と高性能化が進み、一般ユーザにもMobile Computing環境を提供できるようになってきた。本研究では、このような計算機環境の変化を教育環境に適用することにより、より効果的な学習環境を提供することを目的としている。本学科では、現在、UNIX ワークステーションを中心とした情報教育を行なっている。しかし、このUNIX環境は、少し前までは個人所有を考えるOSではなかった。したがって、学生が自主的にこのUNIX環境で学習するためには、大学のマシン室ヘ行って利用しなけれはならず、ネットワーク指向のOSとしては不本意な利用形態を取らざるをえなかった。モデムなどの利用により、リモート環境でこのUNIX環境を使うことも試みたが、電話代や、通信速度等の問題が大きく、効率的な教育環境であるとは言い難いことが分かった。しかし、最近、PC UNIXと呼ばれる、(ノート)パソコン上に載るようなUNIX OSが提供されており、これを使うことにより、パーソナルなUNIX環境か簡単に手に入るようになってきた。そこで、このような個人所有のUNIX環境を積極的に使ってもらうことを目的とし、個人所有のUNIX環境と大学で利用するUNIX環境とを、常に同一に管理するような仕掛け(Agent Shell)を提案したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
関連論文
- 通信制大学院におけるコンピュータネットワークの利用
- イントロンの積極的利用による進化システム
- スキーマ理論に基づいた遺伝的プログラミング計算の提案(セッション2)
- 教育支援用モーバイルエージェント
- 進化するAgent群について : Evolvable Multiagent System
- オブジェクト指向による進化的プログラム自動生成モデルについて
- オブジェクト指向による人工生命の表現形式について : プログラムの進化的生成
- WWWによる情報教育
- グループウェアによる授業支援システムII
- グループウェアによる授業支援システム
- コンピュータ教育の支援を目的としたプログラム自動生成システム(II)