オブジェクト指向による人工生命の表現形式について : プログラムの進化的生成
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概要
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近年のハードウェアの発展に伴い、ソフトウェアへの要求が年々複雑になってきている。このような複雑なソフトウェアの開発のために、ソフトウェアの部品化を目指した、CASE(Computer-Aided Software Environment)が推進されているか実用化に至っていない。一方、生物進化の手法を応用して、工学的な問題解決へ適用しようとする試みが行われており、J.HollandのGA(Genetic Algorithms)や、J.KozaのGP(Genetic Programming)などは、最適解を求める分野で大きな成果を上げている。また、生物進化のメカニズムを説明する試みとして、様々な計算モデルが提案されているが、特に、T.RryのTierraシステムなどは、生物の多様性を説明することに大きな成果をあげた。さらに、生物の複雑な行動は、単純な機能を持ったモジュールの集りによって構成されているという、R.BrooksのSA(Subsumption Architecture)の考えによって作成されたロボットが、比較的複雑な制御を簡単なメカニズムの集合で制御することに成功している。本発表では、このような生物進化のアプローチと、オプジェクト指向の考えに基づいた、プログラム部品の進化的結合についての新しい試みを提案したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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