スキーマ理論に基づいた遺伝的プログラミング計算の提案(セッション2)
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概要
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遺伝的プログラミングは様々な分野に応用されている。遺伝的プログラミングの進化メカニズムは、積木仮説に基づくスキーマ理論によって説明されている。しかし、この積木構造を実際の進化計算に直接利用した研究は少ない。本論文では、スキーマ理論で重要な役割を果たしていると考えられている積木構造を直接遺伝的プログラミング計算に取り入れた、新しい計算モデルを提案する。このモデルでは、積木構造を集団から探索し、次世代に安全に継承するメカニズムを持っている。実験の結果、通常の遺伝的プログラミングに比べて明らかな進化速度の改善が見られ、実際の計算においても積木構造が重要な役割を果たしていることが分かったので報告する。
- 2006-09-14