コンピュータネットワークと既存電子機器との協調 : (2)コミュニケーションの支援

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コンピュータネットワークを利用したコミュニケーションが広く普及しつつあり、コンピュータネットワーク上では、さまざまな形態でコミュニケーションが行なわれている。しかし、コンピュータおよびネットワーク環境が十分には普及していないため、コミュニケーションが可能な相手や場所が限られるという問題点がある。そこでこれらの問題点を解決するために電話やFAXに代表される既存のメディアの利用を考えた。これらのメディアはコンピュータやコンピュータネットワークよりも広く社会に普及しており、誰でも利用できる。これらの既存のメディアを利用してコンピュータネットワークにアクセスすることが可能になると、よりコンピュータによるコミュニケーションがしやすくなる。筆者らは、上記のような考えのもとでCIDSと呼ばれるコミュニケーション支援システムを提案した[1]。本論文では、CIDSが大学キャンパスにおけるコミュニケーション支援システムとして有用であることを示し、筆者らの研究室における利用について述べる。さらに、現在東京工業大学において研究、開発が進められている公衆端末化計画[2]への応用について考察する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

コンピュータネットワークと既存電子機器との協調 : (2)コミュニケーションの支援

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