複合ビュー空間を用いた情報視覚化方式
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概要
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近年、仮想空間を基本とした各種情報の視覚化システムの研究が盛んである。特に、広範な情報のデジタル化が進む現状では、対象とする情報の多義性や、複数の情報の多角的な関連をわかりやすく利用者に提示する技術が重要となる。そこで、我々は、板想空間べースの情報視覚化システムにおいて、セマンティックフレームと呼ぶビュー設定ファシリティを用いて多義情報や多角的な関連情報を効果的に視覚化するための複合ビュー方式を提案する。本方式は、仮想空間において視覚化された情報に然るべき操作を施すことで生成される2次的な情報を、独立/重畳/変形ビューの3種類の手法で効果的に視覚化することを特微とする。さらに、視覚化をより効果的なものとするために、2次情報の生成に用いる情報生成ルールと、生成された情報を視覚化するための視覚化ルールの双方に、仮想空問の状態すなわち現在の視覚化の状態を含めることを可能としている。また、本方式ではこれらのビューをセマンティックフレームと呼ふ統一されたインタフェースで視覚化することによって、異なる種別の複数のビューを同時に生成することを可能とした。以下本稿では、複合ビュー方式の概要と、開発中の仮想図書館システムにおけるセマンティックフレームの実装方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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