英文科学技術文における高頻度名詞の分類について

概要

論文の詳細を見る
英文科学技術抄録文を論理式へ変換する第一段階として, 原子論理式の述語記号に動詞を項に名詞句をそのまま単語列としてあてる方法が考えられる。この変換を行なうためには, 文の動詞句の構造と名詞句の範囲を決定する必要があるが, この際発生する曖昧さを減らすために以下のことを考えた。次の例文は, 「...ルンゲ・クッタ法により, 解かれる。」という意味である。下線を施した単語method は, 文において手段を表していると考えられる。In addition, the voltage, torque and speed equations are solved simultaneusly by the Runge-Kutta <method>___- of the fourth order and the dynamic characteristics of the switched reluctance synchronous motor for variable control parameters are calculated and presented. このようにして名詞自身によってその格を決定することができれば, 原子論理式への変換を行なう際の曖昧さの解消に役立つ。本稿では, 高頗度名詞の用法を調査し, 分類を行なった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24