シミュレーティッドアニーリング法によるカラーハーフトーニングに関する研究
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概要
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多階調画像をプリンタのような二階調程度のデバイスで出力するときには、多階調を疑似的に二階調で表現するハーフトーニングの技術が有効である。誤差拡散法によるハーフトーニングでは、比較的良好な画質が得られるものの、誤差を平均的に分散するためエッジ部分がぽやけてしまう。そこで、この欠点の改善するために、最適化の一手段として挙げられるシミュレーティッドアニーリング法を用いることにした。その理由は、シミュレーティッドアニーリング法では、ハーフトーニングの評価をする関数として目的関数というものがあり、それにエッジ部分の強調に対する評価をする関数を組み込めるという利点があるからである。本研究では、シミュレーティッドアニーリング法に基づくカラーハーフトーニングの方法について提案し、その計算機実験結果を従来の誤差拡散法の計算機実験結果と比較・評価を行う。
- 1997-03-12
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