再利用性を重視したオブジェクト指向環境

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概要

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オブジェクト指向プログラミングは、プログラムの生産性、拡張性を向上させるソフトウエア・パラダイムとして幅広い領域で利用されている。しかし、新たにシステムを開発する際、再利用可能なオブジェクトの抽出は以下の理由により容易ではないと言える。分析段階におけるオブジェクトの捉え方と、設計段階、プログラミング段階におけるオブジェクトの捉え方が異なる。・プログラミング段階におけるオブジェクトの詳細は問題領域に大きく依存する。・ライブラリーから、クラス(オブジェクト)の実体を担握することが難しい。そこで本研究では、特定問題領域について新たにクラスライブラリーの作成を行い、従来からある各クラス間の関係管理だけではなく、新たに管理の対象としてマクロオブジェクトを提案する。さらに、これに一定の制約を設けた自然言語処理を行うことにより、オブジェクトの使用性並びに再利用性の向上を期待できる環境について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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