並列プログラムデバッガD32
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概要
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フォン・ノイマン型計算機に非決定的な命令を追加する.ここで,非決定的な命令とは,実行結果の与えた値の有限集合のうち,いずれかひとつを選び出す命令(通常choice命令と呼ばれる)である.これにより,(1)曖昧な思考をアルゴリズムに反映できる,(2)全ての場合分けをしなくて良いのでプログラムが短くなる,(3)実行時間が短くなるという利点が得られる.一方,(1)実現方法が従来のアーキテクチャと異なり難しい,(2)作成したアルゴリズムの検証が難しいなどの欠点も生ずる.本稿では,ベースとなる計算機として[1]で解説されている計算機M32を用い,アーキテクチャの拡張D32を論じる.しかし,M32自身は逐次計算機上で稼働するシミュレータであるので,非決定的動作を逐時に模倣するためのアルゴリズムを考察する.そのうえで稼働するプログラムの開発環境としてのデバッガの必要とされる機能について議論する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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