ERモデルによるスキーマ正規化支援
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概要
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情報をモデル化するのにERモデルという手法がある。これは、実世界のものを実体とその関連で表したデータモデルである。ここでは、このERモデルを用いることにする。ERモデルでは、つくる人によって実体と関連の認識が異なる。そこで、矛盾の発生を抑え、1つのものが1つの事実をあらわすようにデータを部品化するために、正規化という手法を用いる。しかし、正規化を行うにあたって、(1)正規化の過程での分解の候補が複数発生する。(2)分解後のものが正規化されているかの検査の手間の問題があげられる。本稿では、ERスキーマを正規化しER図を導きだすシステムを考える。ER図に基づいたスキーマを生成するシステムを用いる。正規化するのにプログラム言語としてMLを用いる。正規化することによって一般的に複数のスキーマが生成できる。ここでは可能な解をすべて生成し設計者に候補として提示する方式をとる。第2節でERモデルについてまとめ、第3節で正規化手順について説明し、第4節でインタプリタ言語MLによって正規化を行い、その有効性を述べる。第5節で正規化されたスキーマからER図を導くときの問題点を述べ、最後に結びとしてまとめる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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