ECU組込み機器向けソフトウェア自動合成手法の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,自動車や家電製品などに多用されるECU(Electronic Control Unit)の高機能化が進み,このECUに実装される「制御プログラム」の開発支援技術が重要視されている.そこで図1に示すような構成の,組込み機器向けのソフトウェア自動合成システムを考える.これは形式的な仕様から,一旦,ターゲットECUに機種依存する部分を隠蔽したC言語ライクなソースプログラムを生成し,後はこれに各ターゲットECUに依存するコートを展開することで,製品に実装されるECUの, ・マイコンの処理能力が,制御対象の応答時間よりも十分に高速でない ・マイコンのメモリ容量が小さい などの制約を考慮したC言語レベルのソースプログラムを自動合成する,というシステムである.本報告では機種依存する部分を隠蔽したC言語ライクなプログラムの記述と,そこから機種依存情報を反映しターゲットECU専用のC言語プログラムへと展開する手法について重点的に述べる.
- 1996-09-04
著者
-
手嶋 茂晴
名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター
-
手嶋 茂晴
名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻
-
手嶋 茂晴
株式会社 豊田中央研究所
-
稲森 豊
(株)豊田中央研究所
-
和田 錦一
株式会社 豊田中央研究所 システム1部 ソフトウェア研究室
-
稲森 豊
株式会社 豊田中央研究所 システム1部 ソフトウェア研究室
関連論文
- 車両制御システムのためのセンサデータ統合管理方式の検討(データ工学,Web情報システム)
- セキュリティ支援ハードウェアによるハイブリッドOSシステムの高信頼化(システムプログラム)
- 自動車制御システムのエラーモデル記述による安全性分析手法(安全性及び一般)
- セキュリティ支援ハードウェアによるハイブリッドOSシステムの高信頼化(リアルタイムシステム)
- セキュリティ支援ハードウェアによるハイブリッドOSシステムの高信頼化
- 6105 生産準備の業務改革支援システムの開発(OS6 新生産システムの開発)
- 自動車用コンピュータにおける制御タイミング仕様記述方法の検討
- ストリームプロセッシングによる車載統合制御システムのための分散型センサデータ処理機構の構築(セッション3)
- 設計工程に合わせたビュー生成を可能にするソフトウェア文書管理手法の提案
- リンク自動付与機能を持つ技術文書サーバの開発手法
- ECU組込みソフトウェア開発のための技術文書と設計ツールとの統合
- 動作履歴をグラフで表現するハードウェアの機能動作モデルについて
- 海外生産準備プロセス解析手法の提案(機械要素,潤滑,工作,生産管理など)
- 10MbpsCANプロトコルの設計と評価
- 制御ソフトウェアの固定小数点演算化ツールの設計と実装
- バリエーション並行開発のための版管理ツールと統合開発環境
- アナ/ディジ混載IC用の故障モデルと故障シミュレ-ション
- ラピッドアナリシス手法による生産ラインの概念設計支援
- ラピッドアナリシス手法による生産ラインの概念設計支援
- ラピッドアナリシス手法を用いた生産ライン設計 : 柔軟性の考慮と意思決定環境の構築(J20-1 デジタルエンジニアリングによる製品開発革新(1),J20 デジタルエンジニアリングによる製品開発革新)
- ラピッドアナリシス手法を用いた生産ライン設計 : コラボレーション設計環境の構築(J20-1 デジタルエンジニアリングによる製品開発革新(1),J20 デジタルエンジニアリングによる製品開発革新)
- Bassモデルの拡張による車種需要時系列分析
- Bassモデルの拡張による車種需要時系列分析
- 集団による生産ライン検討業務の支援環境に関する研究(生産システムの設計・管理・評価)
- 4203 設計プロセスモデルに基づく生産システムの協調設計支援システム
- 組込みシステムが拓く未来の産業 (特集 Japanese Ability--日本で育てた世界技術)
- 情報科学研究科附属組込システム研究センターの紹介
- 名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センターの紹介(組込みシステム特集号)
- 検出漏れの無い割込み干渉検出システムの開発
- 組込み型制御システムのためのプログラムモデルとそれに基づくプロトタイプ設計支援システムの開発
- ECU組込み機器向けソフトウェア自動合成手法の開発
- イベントの2項関係に基くハードウェア仕様記述(アルゴリズムの数学的基礎理論とその応用)
- イベントの2項関係に基づく並列システムの代数的仕様記述
- 故障集合を伝搬の単位とする故障シミュレ-ション高速化手法