コンピュータによる手話単語の認識
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概要
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手話は耳の不自由な人や話すことができない人にとっては有用なコミュニケーション手段である。手話においては、どの動作パターンが何を表しているかあらかじめ決められており、手話の受け手は相手の動きをそれらと照らし合わせて意味を判断している。こうした手話の認識をコンピュータで行うことができれば、テレビ電話における手話での通信をとってみても、わざわざ大量の画像データを送らなくても認識した結果をパラメータ化して送れば通信スピードがより速くなるし、キーボードからの入力や音声による入力以外に新たな入力手段としても有効である。現在はまだ地域差のある手話も、テレビ電話で手話が使えるとなれば、テレビ電話で使える手話をいわゆる共通語として普及させることも可能となる。これまで、指文字の認識や手話のパラメータの検討さらには右手だけをつかう簡単な手話単語の認識がされてきている。この論文では、より複雑な手話単語の認識を目的とする。ただし、指文字の認識は今後の課題とする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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