「心理感覚モデル」の構築のための「同時関係分析法」の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
いままでの感性工学の研究では、人の感じる印象などとモノの仕様を対応付ける「心理感覚モデル」の構築の方法として、SD法による評価データを回帰分析で処理する例が多かったようである。しかし、この方法は、必ずしも信頼性の高いモデルが作れない、また、人の心理感覚の特徴である複数の感覚の相乗・相殺効果への配慮がむずかしいなどの問題点があるようである。筆者は、これらの問題点を解決するため、現在、「同時関係分析法」と呼ぶ新しい方法を開発しつつあるので、これを報告する。この方法では、(1)個々のモノ(対象)に対する「表現用語」の調査、(2)表現用語の「シソーラス」の作成・修正、(3)表現用語の「同時関係」の分析、(4)「心理感覚モデル」の検討、の手順で作業が行われる。
- 1994-09-20
著者
関連論文
- 732 「印象の構造」のシステム分析法の検討
- 「同時関係分析法」による類義キーワードの抽出(その2)
- 「同時関係分析法」による類義キーワードの抽出
- 732 「印象の構造」のシステム分析法の検討
- 「印象の工学」とはなにか : 第3回「デザイン支援システム」と「プロジェクト管理」を考える!
- 「印象の工学」とはなにか : 第2回 「印象の分析」と「印象の推定」を考える!
- 「印象の工学」への招待
- 「印象の工学」とはなにか
- 「印象の工学」と製品開発 (特集 感性工学と化粧品開発)
- 「印象を扱う仕事」の成果の"品質"とプロセスの"効率"を上げるための技術「印象の工学」 (特集 コンバーティングの新しい扉を開く)
- 富士通における「印象の工学」の研究について
- 印象はどんな特性を持っているのだろうか--「印象の計測」の問題点と「印象の特性」の評価の試み (印象の工学 印象はどう測ればよいか) -- (印象の計測にはどんな問題があるか)
- 「印象の工学」ワ-クショップ--「まえがき」に代えて (印象の工学 印象はどう測ればよいか) -- (総論)
- 感性工学による「印象のモデル化」--企業の「感性工学」の研究から (認知科学--人の心を科学する) -- (応用認知科学--認知工学,感性工学)
- 印象の工学的応用としての「デザイン支援システム」の構築のための技術
- 「心理感覚モデル」の構築のための「同時関係分析法」の開発(その3)
- 自由申告語ベースの「因子分析」の開発の試み
- モノの表現用語の「辞書作成支援システム」の構築の試み
- 「心理感覚モデル」の構築のための「同時関係分析法」の開発(その2)
- 「心理感覚モデル」の構築のための「同時関係分析法」の開発
- 感覚表現で画像検索をする「売り子システム」の作り方
- 「売り子システム」の"自然"言語インターフェイス