モノの表現用語の「辞書作成支援システム」の構築の試み
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概要
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筆者らは、感性工学的な発想に基づいて、モノ(生活用品や工業製品)について、その物理的な仕様とこれに対する説明(説明語)や印象(印象語)を互いに"翻訳"する「心理感覚モデル」を構築するための方法論として、「同時関係分析法」を開発している。この方法論によれば、まず、調査対象のそれぞれのモノに対する説明語と印象語(表現用語)を、「自由申告法」によって調査する(図1)が、調査で収集された表現用語には、同じ意味(意味の異なり)であっても、「表記や表現の異なり]があるため、それぞれの表現用語の意味を解釈するのは、簡単なことではない。そこで、コンピューターの支援によって、同じ意味の表現用語を一つの「意味の異なり」にまとめる「シソーラス」(図2)の構築と、なにかのシステムに組み込まれ、入力される表現用語が、どの「意味の異なり」に含まれるかいなかを機械的に照合することができる「テンプレート」(図3)の生成の支援を行う「辞書作成支援システム」の構築を試みた。結果は、かなり効果的であったので、その概要を報告する。
- 1995-03-15
著者
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