自由申告語ベースの「因子分析」の開発の試み
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概要
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モノ(製品)の外観のデザインやオフィス環境などの評価など、心理感覚を計測・分析する方法として、評価語尺度の評価に基づいた「SD法」が利用されている。しかし、この方法論は、たとえば、評価語尺度の選択がむずかしい、また、評価語尺度として示されなかった側面は計測・評価できない、などの問題点がある。そこで、筆者は、あらかじめ評価語尺度を示さず、回答者が感じたままの印象を自由な言葉で申告させる「自由申告法」による心理感覚の計測を試みている。この報告では、「因子分析」と同様に、自由申告された回答のパターンの分析から、回答つまり印象構成する因子の構造を見いだすための方法の開発を試みた。その基本的な方法は、「SD法」と同様、類似した回答パターンの評価語尺度を同じ(類似した)因子とみなし、そうではないものを別の(類似しない)因子とみなすことである。
- 1995-09-20
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