MIDI音源利用のための汎用入出力インタフェース

概要

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人間どうしの対話では対話内容(言語情報)だけでなく、身振り手振り、つぶやき、間合い等の非言語情報も有効に利用してスムーズな対話を実現していると考えられる。これらの非言語情報の多くは、たとえ単独では明確な情報を伝えないものであっても、同時に提示された言語情報を補強する役割を担っていると考えられる。つまり、人間は多くの情報チャンネルから複数の協調し合った情報が与えられることに慣れており、これらを総合評価して情報授受を行なう能力に優れていると考えられる。しかし、現在のマン・マシン・インタフェースにおいては、単一の情報チャンネルからあいまい性の低い情報を授受するといった手法が主流になっており、これらの非言語情報を積極的に対話に利用している例はあまり無い。このことは、言語情報に非言語情報を付加して提示することにより、人間の心理的負荷が減少する可能性を示唆している。本報告では機械側からの音による情報提示に着目し、これに関した種々の実験を行なうのに必要な環境を整えつつあるので、それについて報告する。
1990-03-14