仮想計算機システムにおける拡張記憶制御方式の提案
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概要
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拡張記憶装置(ES:Extended Storage)は、主記憶よりも大容量であり、主記憶の次に高速アクセス可能な記憶装置である。従来より、ESを有する計算機上の仮想計算機システム(VMS:Virtual Machine System)において、各仮想計算機(VM:Virtual Machine)に論理的に分割したESの記憶領域を与える方式、および、VMの主記憶とVMが専有する入出力装置との間の入出力命令を仮想計算機モニタ(VMM:VM Monitor)が介在することなく実行可能とする入出力直接実行方式が開発されている。本報告では、分割したESの記憶領域を有するVMがES上に生成した仮想空間を利用可能とする論理分割方式と、VMの主記憶とVMのESとのデータ転送用CPU命令及びチャネルプログラムをVMMが介在することなく実行可能とする直接実行方式について述べる。
- 1990-03-14
著者
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井上 太郎
(株)日立製作所システム開発研究所
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原口 政敏
(株)日立製作所 ソフトウエア開発本部
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竹田 克己
(株)日立製作所 神奈川工場
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田中 俊治
(株)日立製作所システム開発研究所
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梅野 英典
(株)日立製作所汎用コンピュータ事業部
-
梅野 英典
熊本大学工学部数理情報システム工学科
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