仮想計算機システムにおけるI/O直接実行方式の提案
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概要
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仮想計算機システムの利用範囲を拡大するためには、その仮想計算機(Virtual Machine:VM)自身の性能向上が必須である。そのためには、CPU、メモリ及びI/O系(チャネルから装置まで全て)を多重化するためのオーバヘッドを削減することが必要であるが、前者の二つについては文献(1),(2)に述べられている。I/O系についてはその処理が複雑であることから高速化が比較的困難であるが、今までにVMのI/O命令や割込みのソフトウェア擬似を速くする方法や、ハードウェアで直接実行する方式が提案されている。本報告はこの後者のひとつとして、VMのリソース利用方式を制限し、処理方式を単純化することによるI/O直接実行方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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池ヶ谷 直子
(株)日立製作所システム開発研究所
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井上 太郎
(株)日立製作所システム開発研究所
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池ケ谷 直子
(株)日立製作所システム開発研究所
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田中 俊治
(株)日立製作所システム開発研究所
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梅野 英典
(株)日立製作所汎用コンピュータ事業部
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梅野 英典
熊本大学工学部数理情報システム工学科
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