電子メールシステムの活用によるEOAへのアプローチ
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概要
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近年、コンピュータ技術の発展にともない、コンピュータの高性能化,小型化,低価格化が進んでいる。これにより、技術開発におけるコンピュータの利用形態はパーソナルコンピュータやワークステーションに代表されるように、分散システムが中心になっている。また、ネットワーク技術の向上により、分散されたシステムは、高速なLANにより密に接続され、より高度なサービスを受けることが可能である。技術者はこの様なコンピュータ利用環境のもと技術開発を進め、また、電子メール/ニュースシステムなどを利用して共同作業者あるいは社外技術者との情報交換を行って業務の効率化を図っている。しかし、技術業務以外の一般業務(業務報告書作成,各種申請書作成・承認手続きなど)については、電子化されておらず電子化されていたとしても、技術者の利用環境からではなく専用のOAシステムを利用しなければならない場合が多い。この様な環境は、技術開発の効率化を阻害するものである。我々は、技術者が日常利用しているコンピュータ利用環境から一般業務を処理できるように、技術情報の交換に日常利用している電子メールシステムを活用した申請審査システムを開発した。本稿では、このシステムをEOA実現の一つのアプローチとして紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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