LISP上のオブジェクト指向言語KPLにおけるウィンドウ環境の実現
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概要
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現在,種々の分野で,ウィンドウ環境を用いたインタラクティブな操作環境を実現したシステムの開発が行なわれている。プログラム言語であるSmalltalk-80では,ウィンドウ環境を言語仕様の一部として取り込み,ビットマップ・ディスプレイ上での高度な対話的インタフェースが実現されている。また,Lispの処理系においても,ウィンドウインタフェースについての研究が多々行なわれている。一方,我々は,知識情報処理のための基本言語として,KCL(Kyoto Common Lisp)処理系上にオブジェクト指向言語KPL(Knowledge Information Processing Language)を構築してきた。そして,この言語処理系において,Smalltalk-80流の環境を実現し、種々の部品を自由に組み合わせて視覚的ツールを構築できるようなウィンドウ環境を実現した。そこで本稿では,まず,本ウィンドウ環境の構成,およびその実現方式について述べ,そしてこのウィンドウ環境を開発環境へ適用した例を示すことにする。なお,このウィンドウ環境は,現在,X Window System (X1lR3)を用いて実装され、Sun-3/260上で稼動している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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藤村 茂
横河電気(株)高度制御技術部
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藤村 茂
横河電機株式会社
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富田 昭司
横河電気(株)オープンシステム研究所
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富田 昭司
横河電機株式会社
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鈴木 明
富士ゼロックス株式会社システムコミュニケーション研究所
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鈴木 明
横河電機株式会社
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