知的システム構築用シェルAUK(1) : 知識構築方法

概要

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知的システム構築用シェルAUKは,知的なシステムの効率のよい開発を目的とし,知識の構築,および,開発されたシステムの利用において,優れた操作性を実現するという観点から設計したツールである.AUKは,オブジェクト指向知識表現auk(autonomic knowledge unit:自律的知識単位)を用いて作成されている.そのため,モジュール性/再利用性/統合性のよい知識の構築が可能となっている.また,この知識表現は,種々の表現に対応すべく,容易に拡張できるように設計したため,知識を柔軟に表現することができる.さらに,AUK上での知識の構築は,知識表現aukの特徴を生かし,グラフィカルな知識構築環境内で,インタラクティブに進めることができ,効率的な知識の構築が可能である.本稿では,知的システム構築用シェルAUKについて概説し,その知識構築方法として,top-down-planning/bottom-up-constructionという手法の構想を示すことにする.
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15