汎用エキスパートシステムの高速化技術(I) : 開発構想
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概要
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近年、プロダクションシステム技術を用いたエキスパートシステムの開発が盛んである。その中核である推論エンジンの特徴は、RETEアルゴリズムをさらに改良していること、及びC言語等の手続き型言語で記述することにより高速化を実現している点にある。しかしながら、これまでに開発されてきたエキスパートシステムの規模は数百〜数千ルール程度であり、今後は知識がより複雑化し、システムの規模は数千〜数万ルールと一桁以上巨大になることが予想される。これに伴い推論性能の高速化要求は、さらに高まるものと思われる。そこで本報告では、高速化を追及した新しいコンパイル型のプロダクションシステム高速処理方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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島田 優
(株)日立製作所日立研究所
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島田 優
日立製作所日立研究所
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黒沢 憲一
(株)日立製作所日立研究所第8部
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黒澤 憲一
日立製作所日立研究所
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平山 洋一
日立製作所 日立研究所
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島田 優
(株)日立製作所日立研究所第8部
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黒沢 憲一
日立製作所 日立研究所
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