分散メモリ型マルチプロセッサ用キャッシュ一致保証方式の提案と評価
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概要
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階層バス型の分散メモリ型マルチプロセッサでは、キャッシュ一致保証方式としてディレクトリ方式を採用するものが多い。これは、分散された各主メモリごとに該主メモリのコピーがどのキャッシュに存在するかを記録する方式である。しかし、本方式では、主メモリ容量の増大に伴うてディレクトリの物量が大きくなる問題がある。本論文では、バススヌープ機能をベースに分散メモリ型マルチプロセッサの キャッシュ一致保証を効率良く実装する方式としてエクスポートディレクトリ方式を提案する。本方式は、マルチプロセッサを複数のクラスタ(複数のプロセッサ及び主ノモリからなるグループ)に分割し、各クラスタ毎にエクスポートディレクトリを設け、システム全体でキャッシュ一致保証すべきかどうかを判定する方式である。タスクスイッチの影響も含めてOLTPプログラムを評価できるシミュレータを構築し、提案した方式の性能評価を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-26
著者
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森岡 道雄
株式会社日立製作所オートモーティブシステムグループCIS事業部
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黒澤 憲一
日立製作所日立研究所
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森岡 道雄
日立製作所新事業推進本部
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黒沢 憲一
日立製作所 日立研究所
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森岡 道雄
日立 日立研
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